はじめに
先日行われた、オリエンタルランドの株主総会。
その中でもやはり話題になったのが、「年間パスポート(年パス)」の今後についてでした。
我が家は愛知県に住んでいて、ディズニーに行けるのは年に3〜4回が精いっぱい。
年パスは買ったことがありません。
だからこそ、「年パスって本当に必要?」という問いに対して、すぐには答えが出せません。
でも、だからこそ今、年パスについて感じている率直な思いを、フラットに書いてみたいと思います。
年パスはいらない?その気持ち、よくわかる
今回の株主総会後、X(旧Twitter)などでは「年パス復活してほしい!」という声がある一方、
「もう年パスはいらない」「年パス勢が混雑の原因だった」という意見も多く見られました。
正直、私はどちらの気持ちもよくわかります。
年に数回しか行けない自分にとって、年パスは「使いこなせないもの」であり、
同時に「一部の人だけが何度も行けてうらやましい」と感じたことも、実はあります。
そして、年パスの恩恵を受ける“常連”の方々が多くなればなるほど、
1日しか行けない自分たちの体験が圧迫される…そんな不公平感を覚えたこともありました。
それでも、あの“年パスのある世界”には憧れた
矛盾しているかもしれませんが、それでも私は、年パスがあった頃の“空気感”が好きでした。
「今日はミッキーにだけ挨拶して帰ったよ」
「ランドでごはんだけ食べて、シーに移動してのんびりお散歩」
そんな投稿を見るたび、「ああ、いつか私も、そんなふうにディズニーを楽しめたら…」と夢を見たこともあります。
ディズニーが“特別な非日常”でありながら、“日常の一部”でもある――
そんなライフスタイルに、密かな憧れを抱いていました。
年パス復活には慎重さが必要。でも、完全否定はしたくない
オリエンタルランドとしても、年パスを復活させることにはさまざまな課題があるのだと思います。
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混雑の管理
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収益性
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パーク体験の均質化
それでも、平日限定や枚数制限、首都圏限定など、うまく調整しながら復活の道を探ることもできるのでは…と、個人的には感じます。
そして、年パスを望む声も、年パスを望まない声も、**どちらも“パークを大切に思っている人の声”**なんですよね。
おわりに:いまはただ、静かに見守りたい
私にとってディズニーは、愛知県から時間とお金をかけて出かける、年に数回のごほうび。
だからこそ、1回1回がとても大切で、特別で、思い出深い時間です。
年パスがある世界も、ない世界も、それぞれに良さがある。
だから私は、「年パスがあるべきか、ないべきか」と断言することはできません。
今はただ、株主として、ファンとして、一人の地方のパーク好きとして、
パークがよりよい形に進んでいくのを、静かに見守っていきたいと思います。