はじめに
こんにちは、まっさんです。
息子は今、10歳。小学4年生です。
生意気な口をきくようになったり、YouTubeやSwitchに夢中になったり、だんだん「親の出番」が減ってきたと感じるこの頃。
でも、ふと寝顔を見ると、あの小さな赤ちゃんだった頃の記憶がふわっとよみがえってきます。
…そう、何もかもが初めてで、怖くて、戸惑っていた新米パパだったあの頃の自分。
今回は、「赤ちゃんとの接し方がわからなかった僕」が、どうやって“父親”として成長していったかを、10年経った今だからこそ書き残しておこうと思います。
「泣いている赤ちゃんに、なすすべがなかった」日々
生まれたばかりの息子を前に、僕は完全にパニックでした。
オムツが濡れてるわけでもない
ミルクを飲ませても泣き止まない
抱っこしても、むしろ泣き声が大きくなる
「なんで?」「自分、必要ないんじゃ?」
と、無力感でいっぱいだったあの時。
隣でテキパキと動く妻を見て、余計に自分が小さく思えたのを、今でもはっきり覚えています。
それでも「とりあえずやってみた」ことが転機だった
ある日、妻が買い物に出てしまい、僕と息子のふたりきりに。
「やばい、泣いたらどうしよう…」とドキドキしながら過ごす中で、
案の定泣き出した息子。
でも、逃げ場はない。
とにかく、オムツ替え→ミルク→縦抱っこの“赤ちゃん3点セット”を総動員。
結果、抱っこして歩きながら、無意識に口ずさんだ『となりのトトロ』の歌で、まさかの寝落ち。
その瞬間、
**「あ、俺でもなんとかなるのかもしれない」**と初めて思えたんです。
あの経験は、今思えば、僕が“パパになる”第一歩だったと思っています。
「パパだけの関係性」は、時間と一緒に育つ
しばらくして、妻と「寝かしつけはパパ担当」に決めてみました。
お気に入りのぬいぐるみを横に置いて、僕のひざの上でトントン。
そのうち僕が作った“オリジナルねんねソング”を聞くと、笑ったり、ウトウトしたり。
「今日、パパの歌がいい〜」なんて言われた時の嬉しさといったら…!
大事なのは、ママの真似をすることじゃなくて、“自分なりの関わり方”を見つけることなんだと、気づかされました。
「下手でもいいから関わり続けること」が10年後の宝になる
今、10歳の息子は、もうオムツも寝かしつけも必要ありません。
一緒に寝ることも、だんだん減ってきました。
でも──
疲れた顔で帰ってきた僕に、
「パパ、これ今日の算数の問題。ちょっとムズいんだけどさ」とプリントを渡してきたり。
夜、こっそり僕のベッドにもぐりこんできて、
「…なんか今日、夢に出てきてさ」なんて話をすることもあります。
あの頃、下手でも不器用でも、ちゃんと関わり続けてきた時間が、今の“信頼”に変わっているんだと感じます。
おわりに:いま赤ちゃんに戸惑っているパパへ
赤ちゃんとの接し方がわからない。
泣かれてばかりで、自分が嫌われてる気がする。
ママに比べて、何もできない気がする。
──大丈夫、それ、10年前の僕とまったく同じです。
でも、**“わからないなりに、手を出してみる”“不器用でも一緒に過ごしてみる”**ことが、
ちゃんと子どもに届いていきます。
10年後、必ず「あの時間があったから今がある」と思える日が来ます。
赤ちゃんは、すぐに大きくなります。
だからこそ、その“よくわからなかった日々”も、大切に。
今後も、後輩パパたちの心が軽くなる記事を時々書いていきたいと思いますので、
よければ読んでくださいね。