「パパって、スマホばっかり見てるよね。」
夕飯の片付けをしている僕の耳に、娘の小さな声がすっと入ってきた。
小学1年生の娘は、いつも元気にいろんな話をしてくれるけど、今夜はちょっと違った。
「え?俺のこと?スマホ?まさかね…」
と一瞬は心の中で否定したけど、その声がなんだか胸に刺さる。
スマホ依存…パパあるあるの夜
正直に言うと、僕のスマホへの依存度はなかなかのものだ。
仕事の連絡、家族のグループチャット、気になるニュース。
「ちょっとだけ」と思って手に取るスマホが、気づけば30分、1時間経ってることもしばしば。
特に共働き家庭だと、朝は戦場だし、夜もバタバタ。
「仕事終わりのメールチェックは欠かせない」と言い訳しつつ、スマホ画面にかじりつく生活。
でも、そんな姿を小1の娘が見ていたんだ。
「パパ、話聞いてる?」の裏側
娘の言葉には、実は深い意味があった。
「スマホばっかり見てる」というのは、ただの愚痴じゃなくて、
「パパ、わたしの話をちゃんと聞いてよ!」という叫びだった。
子どもにとって、パパが自分に集中してくれていると感じるのは、
顔を見て話すこと、目を合わせて笑うこと、そして「スマホじゃなくて自分を見てくれている」と感じること。
僕は「聞いてるつもり」だったけど、実は「半分聞き流していた」かもしれない。
どうしても手放せないスマホ、でも…
「でも、仕事の連絡もあるし…」と、自分に言い訳もあった。
確かに仕事は大事。だけど、本当に今、スマホを見なきゃいけないのか?と考えてみた。
夜の数十分くらい、スマホを置いてみるチャレンジを決意。
「緊急事態が起きたら、電話が鳴るだろう」という自分ルールも設定して。
初日は妙に落ち着かず、つい手が伸びそうになったけど、
娘がニコニコと話しかけてくるのを見て、自然とスマホから目を離せた。
小さなルールで変わった家族の時間
翌日から、夕食〜お風呂〜寝かしつけの時間帯はスマホをテーブルに置かない。
それだけで、家の雰囲気が変わった。
娘も「パパ、今日はスマホ見てないね!」と嬉しそうに言う。
妻も、「パパ、なんか優しくなったね」と言ってくれた。
やっぱり、スマホを持っているだけで、無意識に緊張していたのかもしれない。
パパに伝えたい「スマホ断ち」のススメ
仕事やニュースの情報は大事だけど、家族の時間はもっと大事。
「パパ、スマホばっかり」って言われた夜は、僕にとって大切な気づきの夜だった。
もしあなたの家でも、子どもにこんなこと言われたら…
それは「パパ、もっと一緒にいて!」のSOSサインかもしれない。
僕たちパパは、スマホに取られる時間を減らして、子どもの今をちゃんと見てあげる責任がある。
そしてそれは、家族みんなの幸せにつながる。
おまけ:パパのスマホ断ちあるある
- スマホを置いた瞬間に、なぜか急に手持ち無沙汰になる
- 「あれ?通知来てないかな?」と気になって振り返ってしまう
- 子どもの話が意外と面白くて、スマホより夢中になる
- 「スマホなしでも生きていける!」と自信がつく
おわりに
スマホに奪われる家族の時間。
でも、ほんの少しの意識で、パパは家族のヒーローになれる。
娘の「パパ、スマホばっかり」には、僕の未来の幸せがかかっている。
さあ、今日からスマホを置いて、子どもたちの目を見て話そう。